コラム
2017.10.1
【社員10名以上を雇っている経営者向け】会社が急激に成長した時に起こる現象
本日は、社員を10名以上雇っている経営者であれば経験したことがある方が多いと思われることについてコラムを書いてみたいと思います。
会社が急激に成長したり、社員数が10名を超えてくると起こる現象があります。
・社員のモチベーションが下がる。
・優秀な社員が辞めていく。
・新入社員が定着しない。
私自身、若いころは、社員は仕事をする対価としてお給料をもらっているわけで、
モチベーションが上がる下がるなどと言っている社員はプロとしては失格だと思っていました。
サラリーマンであっても、サッカーをしてお給料をもらっているプロサッカー選手と変わらないという考え方でした。
ただ、私自身も会社を経営し、社員を雇う中で、社員も人間だから、
経営者の方針がブレブレだったり、自身の体調が悪かったり、ゴールが見えなかったり目標が不明確だったりするとモチベーションが下がることがある。
それをコントロールすることも経営者やマネージャーの仕事のうちだと思うようになりました。
会社は大きくなってきているのに、自分たちの待遇が改善されなかったり、
何をどうがんばれば今よりも報われるのかが分からなかったりすると、
社員はモチベーションが下がってしまいます。
評価基準が定まっていないと、がんばっている社員は、自分が会社から正当に評価されていないと感じます。
例えば、会社が伸びているからといって、社長が、がんばっていない社員にも同じくらいの賞与を出してしまったりしたら、
がんばっている社員のやる気はなくなります。
会社が小さいうちは、経営者と社員の間でコミュニケーションが取れていることが多いので、
社員は、納得できないことがあったとしても、「まぁ、社長が言ってるからがんばろう」とか、
「もう1年我慢すれば、社長が評価してくれるだろう」という、社長とのつながりでがんばることができます。
しかし、会社が成長してくると、人も増えてきて、拠点や店舗も増えてくるため、
社員と社長とのコミュニケーションの密度が薄くなります。
これまでは、毎日のように顔を合わせ、話していた社長と、1週間に1度しか会わないようになったり、
会話の量が減ったりします。
社員も人間ですから、社長に対しての思い入れも薄くなります。
そうなると、上記に明記したような、社員のモチベーションが下がり、優秀な人材ほど辞めていくようになります。
当然、こうした状況の中で、新入社員が入社したとしても、既存社員はモチベーションが高くないですから、
新入社員から見て、魅力的な先輩社員には見えません。
先輩社員は、新入社員が入ることで、教育しなければならないので、
自分たちの仕事が増えると思い、ますますモチベーションが下がります。
会社が急激に成長した時には、このような現象が起こります。
解決策としては、色々とあると思いますが、グロスウィズでは人事評価制度構築が効果的だと考えます。
シンプルに考えれば、社員は自分ががんばったことで、どれだけ評価(=お金)してもらえるかを一番に考えています。
・人事評価制度を構築し、どうすれば給料が上がるのかを明確に示してあげることで、社員はモチベーション高く働くことができます。
・がんばった人が報われ、がんばらない人の評価が変わらない(評価が下がる)人事評価制度を構築することで、優秀な人材が辞めなくなります。
・マネージャーや既存社員の人事評価項目に、新入社員を定着させることを入れることで、社員は新入社員の面倒を見るようになり、
結果的に新入社員の定着率は改善されます。
グロスウィズの人事評価制度構築コンサルティングは、賃金制度をつくることに留まりません。
社員のモチベーションが上がることによる生産性向上、優秀な人材や新入社員の離職率の低下による採用費用などのコスト削減などにより、
業績アップにつなげていきます。
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